2016年を振り返って(投手編)

2016年度の143試合を終えて64勝76敗3分で4位という結果となりました。 最後に連勝しましたがこれはCS消滅後の消化試合ですので実質はもう少し下の実力だったかもしれません。 さて、これから上位チームはCS向けて準備を進めておりますが、阪神タイガースは来期に向けて進んで行かないといけませんので、まずは今年を振り返ってみたいと思います。


 【投手編】 


 まず今年を象徴する投手としてはやはり、藤浪と岩貞でしょう。 藤浪について、最終戦は良いピッチングができておりましたが、年間を通して不安定な成績となりました。 中西コーチから香田コーチに変わったことに影響があったのか、立ち上がりに崩れた後に立ち直ることも少なく大量失点をしてしまうというシーンを何度も見てしまいました。 スピードは上がっている感じはしますが、大事な場面での制球力が更に悪化したように思います。 得点圏に打者をおいての失点率が上昇し、踏ん張れなくなってしまいました。 ただ、個人的にはしばらくはスピードにこだわってほしいですね。今から制球力にこだわってしまうより、MAXのスピードを上げることで補ってほしい。大谷投手という存在が大きいのですが、藤浪もポテンシャルでは負けていません。 来年は更にスピードを上げて、ここぞというときにストレート勝負できるようになってほしいです。 

また、最終戦で10勝をマークした岩貞。今年は1年ローテーションを守りました。交流戦からボコボコ打たれて満塁弾も何度も見ましたが、秋はまた安定した投球を見せてくれました。 なによりマウンドで見せる気迫のこもったピッチングはファンの心を掴んだと思います。 能見はもう37歳ですし、岩田も今年は活躍ができていませんので左エースとして君臨してほしいです。

 あとはやはり青柳ですかね。制球力に問題がありますが、期待以上の活躍をしてくれました。阪神はメッセンジャー、藤浪、能見、岩貞とキレで勝負する投手が多いので、変則の投手が入るとバランスが取れてとても良いローテーションを組めるのではないかと思います。

 ということで、ここに岩田の復活や今年1勝した秋山、岩崎、横山あたりが食い込んでほしいですね。 


 そしてなんといっても今年は後ろのメンバーが不調でした。 オスンファンが抜けて福原の調子が上がらず、7回以降に追加点・逆転をされるシーンが度々ありました。安定感のあった安藤、そして、マテオ、ドリス、後半から招集されたサタ―ホワイトはある程度活躍してくれましたが、藤川は一発を浴びることが多く、若手が育たなかったのが一番の心配です。 石崎が途中活躍したかに見えましたが故障してしまいダメでした。松田も後半投げていましたが年間を通じて活躍してもらいたいところです。 歳内、石崎、松田あたりが勝ちパターンで出てきてほしいですね。 

あと、最終戦で投げた望月は来年活躍しそうですが、先発か中継ぎかどちらをさせるのでしゅうか? 

金本阪神の初年度は、投手力については30点。主力の活躍もなく、若手も育っていないという状況ですから来年も苦しい継投があるかもしれません。 ぜひ来年は若手を中心のローテを組んで、そこに能見、岩田、安藤、藤川がフォローするという体制にしてほしいですね! 

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